脳下垂体手術後、初の産婦人科診察:問答の果てに気付く
お盆期間ということもあり、時間に余裕があるため近所の産婦人科へ行くことに。今、私の年齢は33歳。なんとなくの人生設計として、「32歳に結婚して、33歳・34歳くらいで子供を産めたらな」という感覚を自分の指針としていた中で、そろそろちゃんと向き合わないと、というちょっとしたプレッシャーがあった。
私は、正直、そこまで子どもを産んで育てたいという気持ちが強いわけではない。「一人」という状態の自由さがとても好きで、一人でいると幸せを感じられるからだ。一方、夫は子どもが好きだからだろう、子どもが欲しいという言葉をよく口にする。私も、そんな夫につられていつの間にか、子どもができたらといいねと言葉にするようになっていた。
産婦人科に向かう途中で、本当に私は妊娠・出産・子育てを望んでいるのだろうか?と自分に問いかけた。本当には、きっと、強くは望んでいない。産むことが怖い。妊娠しているという状態が怖い。実は、妊婦さんのお腹を見るだけで強烈な不安と恐怖を感じる。何かの病気かな?と思い、調べてみたら出産恐怖症という病気も世の中にあるようだ。たぶん、私は少しこの症状が出ているんだと思う。
子どもも、実は怖い。赤ちゃんは平気だし、すごくすごく可愛いなと思うのだけど、子どもには、いつも恐怖を(一方的に)感じてしまう。それは、自分が子どもの時に感じた、ある感情が理由なのだけどそれはいまだに心の奥にしまい込んでおいてある。
ひたすら、悶々と、産婦人科へ向かう途中で、ふと、こういう悶々という気持ちを持ちながら、でも、夫や家族の期待に応えたいという気持ちが勝って、子どもを産もうという決断に傾いているこの状態こそが、自分らしさだなぁと気づいて、少し肩の荷が下りたような気がした。
「産みたい」でもなく、「産みたくない」でもなく、「ほんとはちょっと産みたくないけど、産みたい」というこのグレーな気持ちを受け入れることで、等身大の自分でいられるんだなという、そんな気づきがありました。
半年ぶりの産婦人科診察
実は、手術前の2月に一度産婦人科を受診していた。生理が来たり、来なかったり周期が乱れていたのが気になったからだ。今となっては、下垂体腫瘍のせいだとわかるのだけれど。
約半年ぶりの受診、私は、すぐに先生に6月に脳腫瘍の手術を受けたことを伝えた。そして、6月から今まで生理がきていないことも伝えた。先生は脳腫瘍の件は驚いた様子だったけれど、まずはいろいろと調べてみなきゃね、ということで検査台で身体の中を診察をしてくれた。(いつもこの検査がすごく苦手。)結果、排卵がくる様子もないとのことだったので、ホルモンがどのくらい出ているのか抗体検査をしたいとのことに。
抗体検査に向けて、生理を人工的に引き起こす必要があるようで、デュファストンという女性ホルモンを補うお薬を朝と夕方に飲んでくださいと処方いただきました。薬を飲み続けて、生理がきたら病院に電話をして抗体検査を受けましょうということでした。生理になってから7日~10日後くらいに検査をしたいようで、生理になったら、電話をして予約をとってください、とのことでした。
この日は血液検査だけ行い終了。診察と血液検査で6800円。そして、薬で730円。合計7530円かかった。脳腫瘍になってから、医療費がかさんでちょっと心がむなしくなる。このお金で、新しい洋服とか、スキンケアアイテムとか買いたいのにな、と思ってしまう。
最近、下垂体機能低下症の人は平均の人よりも寿命が10年~15年短い傾向にあるということが、心の重りになることがしばしある。鏡にうつる自分を見て、老いるスピードが速くなってるんじゃないかと不安になる。体重の増加も止まらない。
暗い気持ちになってる時に、自分の気持ちや思考回路がまさに鬱状態になりそうになっていることに気付き、このままじゃいけないと思いなおす。先のことは、わからない。とにかく、今を大事に、きっと未来は明るいと信じて、前向きに・必死に生きようと思う。
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