ICUで次の日の朝を迎える。朝ごはんが病室に運ばれてくるものの、食べなきゃ回復できないとわかっているものの、食欲が出ず。鼻に詰めている詰め物のせいで、口を開けたり、食べ物を飲み込むことが辛くて、食べづらいからだ。口を開ける時に、鼻に痛みがあるのと、鼻から血が出てくるのでガーゼも汚れてしまい、痛くならないように食べるのに必死になる。
ほとんど朝ごはんは食べることができなかったけれど、レタスときゅうりのお酢ドレッシング添えサラダだけは完食することができた。冷たく冷え切っていて、シャキシャキしていて、きゅうりとレタスがこんなにも美味しくて、驚いた。きっと喉が渇いていたからなのだろう。みずみずしい触感に生き返ったような心地がした。この日以来、私は退院してもキュウリが大好き人間になりました。(笑)
しばらくすると、先生が病室にやってきて検診をしてくれた。「ぐったりしてるね~」って笑いかけてくれて、なんだかそれで少し安心した気持ちになった。ぐったりなってることに気付かなかったけど、他の人からそうやって、自分の症状だったり様子を認めてもらえるってなんか安心する。
今日はさっそく自分の病室に戻る日だった。私は、部屋に戻る前に自立排泄できるように尿の管を抜く作業が怖かった。どこに入ってるんだろう‥、抜くのは痛いだろうか…と恐怖でしかなかったが、意外と抜く作業は一瞬で全くの杞憂に終わった。病室へは看護師さんが車いすに乗せて運んでくれた。自分のベットに戻ると、これであとは回復するだけだと思い気が楽になった。この日にはもう、自力でトイレもできるし、院内のコンビニにも行くことができた。ただ、熱は38度近く出ていたのと、食欲は引き続き全くなかった。固形物を食べることが難しかったので、コンビ二で買った果物ゼリーで水分補給とお腹を満たしていた。この時に食べたみかんゼリーが、美味しすぎてこれまた感動。冷たくて、喉をひゅるんと通ってくれるから飲みこみも楽で、果物の甘味と酸味がちょうどよくて…。もうゼリーしか食べたくない!と思いコンビニでいろんな種類のゼリーを購入して食べてました。
飲料と尿量の検査が始まり、自分で都度計っておくのですがこの日の尿量はそこまで飲食をしていないのに1日で2リットル半ばくらいになってしまった。回数は多くないのだけど、1回につき500mlくらい尿が出てしまうのだった。これが、いわゆる尿崩症というやつなのかもしれないかなぁと思ったけれど、入院前、私は1日2l水を飲む習慣が当たり前であり、かつ、その都度同じくらいの排泄をしていたためそこまで増えたという感覚がなかったです。
テレビを見ていると、お昼の情報番組で、おしゃれなお店の情報を流れていました。今の自分とはかけ離れている光景。でも、それは、入院・手術前の時の私ならできたこと。普通のことをすることが、普通にできない。ご飯さえ、辛くて食べることができないし、歩くことも難しい。普段、当たり前に出来ていることが、当たり前にできるってなんて幸せで贅沢なことなんだろうと気づきました。テレビを見てるうちに、退院したら絶対にキラキラした楽しいことを誰よりも欲張りにやってやる!という想いが膨らんでくるようになりました。綺麗なワンピースを着て、かわいくておしゃれなカフェで美味しいジュースを飲む、いろんな場所に旅行に行って綺麗な景色を見たりアクティビティを楽しむ、オシャレもする、、、いろいろ全力で楽しもうと決意しました。
幸せってなんだろう?自分の好きなことって何だろう?って私は、ずーっと中二病を引きずり常に答えを哲学的に追い求めてきましたが、この入院期間に、こういうことやりたいと心に浮かんできたことは全て私が本当にしたいことなんだと、わかることができました。

遠慮せず貪欲に生きていかないと、と気づくことができて、これは入院で得た良いことの一つですね。
そんな気づきもありながら、ベットで基本的には終日大人しく過ごしていました。深夜は鼻につまった詰め物が苦しくて、また、口呼吸の自分のいびきで自分が目覚めるという事態になり全く眠れず…。(周囲の人にも申し訳なかった涙)寝不足で回復も上手くいかずで少ししんどい日になりました。
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