
転職回数が多い私は、もう希望の企業に入れないのかなぁ‥

諦めちゃだめ!通過率Upの対策をお伝えしますね。
この記事を読んで欲しい人
「転職回数が多いことで選考が不利になるのでは」と不安になる方もいると思います。確かに、中途採用において候補者の方の社数歴を気にする採用担当の方はとても多いです。しかし、一概に転職回数が多い=選考に不利=転職できないという訳ではありません。本記事では、転職回数が多い場合、どのような戦略をとれば書類/面接通過率を少しでも上げることができるのかお伝えいたします。
- 転職回数が多い場合の選考対策を知りたい人
- 転職回数が多いことに不安を感じながら転職活動を検討/既に活動中の人
に参考になれば幸いです。
転職回数って何社からが「多い」の?
・20代前半~中半で2社(次の転職先で3社目)
・20代後半~30代前半で3社(次の転職先で4社目)
・30代中半~40代で4社(次の転職先で5社目)
が採用担当者の方が懸念に感じるラインなのではという印象です。※あくまで個人的感覚です。「都合が悪いことがあると嫌になって辞めちゃうのでは…」「スキルUpが叶うとさらに良い条件の企業に移ってしまうのではないか」というリスクを採用担当者の方が嫌煙して面接前に不合格と判断する傾向が強まってくるラインと考えます。
なお、転職回数が多いことよりも、短期離職(目安:半年未満)が連続することの方が、採用担当者の方の印象が下がる場合が多いです。事実、私が以前エージェントとして働いていた時は、「回数は何かしらの理由があれば考慮するけど、さすがに半年での離職が連続している人は紹介しないで欲しい」とオーダーいただくことが多かったです。
なぜ転職回数が多いと選考不利になるの?
ズバリ、離職による損をしたくないからです。採用には莫大な費用と工数がかかっています。採用広告や転職エージェントを利用する金額は何百万円かかりますし、採用担当者の給料、労働時間、採用後の育成等、企業は多額の投資行い1名の採用を行っています。そして、1名あたりの生産性を経営層は計算しながら事業・経営計画を立てています。採用計画は経営計画と密接に関わっているため、苦労して採用した人材が離職することで事業計画が未達になる影響も出ます。せっかく採用した人材が離職してしまう不の影響度は図り知れないですし、短期離職であればなおさらです。そのため、少しでもリスクがある候補者(=転職回数が多い方)を敬遠されます。
転職回数が多い場合の対策は?

対策をお伝えしますね!取り入れられそうなものがあれば、やってみてね!
- 自分を『即戦力』として認識してくれる企業を探す(同業界・職種)
- 慢性的に人不足に悩まされている業界・職種を狙う(IT/建築/飲食など)
- 雇用形態を広げて検討する(正社員だけでなく契約社員/派遣社員等 )
- 大量採用中×緊急度の高い求人を狙う
- 転職した要因を丁寧に振り返り言語化する
- エージェント経由の場合、担当者に懸念のフォローをお願いする
- 無料媒体経由(自社HPやハローワーク)で応募する
- 志望動機書を別途用意し熱意を訴求する
以下より、一つ一つ解説していたいと思いますが、「転職した要因を丁寧に振り返り言語化する」は、どの戦術を選択するにせよ共通して準備しておいてほしい内容となります。
具体的には?
対策1:自分を『即戦力』として認識してくれる企業を探す(同業界・職種)
これがなんだかんだで王道中の王道な気がします。経験・スキルを武器に企業に売り込むる企業を狙って受けることです。育成コストもあまりかからず、活躍を期待できるという印象をもってもらえますので全く異なる業界や職種に応募するよりも通過率は高まります。
対策2:慢性的に人不足に悩まされている業界・職種を狙う(IT/建築/飲食など)
IT業界は需要の伸長にとにかく人が足りておらず、未経験の方も積極的に採用を行っています。また、建築や飲食などは厳しいというイメージが先行してしまい、実際は働きやすい環境や福利厚生を整備している企業でも応募獲得に大変苦戦をされています。人手不足=ブラックなのでは…と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません!自分の希望にマッチする体制がある企業が見つかる可能性もあります。丁寧に見ていきましょう。
対策3:雇用形態を広げて検討する(正社員だけでなく契約社員/派遣社員等 )
雇用形態に対するこだわりを捨てて、フラットに自分の経験や求める働き方が叶えられる企業を見つけてみましょう。いろんな環境で幅広いスキルを積みたいという志向の方、明確に身に着けたいスキルがある方はピンぽイントでマッチングしてもらえる、派遣という働き方も検討に含めてみることもおすすめです。
対策4:大量採用中×緊急度の高い求人を狙う
敷居が高い企業でも、大量採用期間中は選考が通過しやすくなります。面接官のマインドが「落とす・見定める」から「とにかく入社してもらう」になっている可能性が高いからです。広告の文言を確認したり、エージェントに情報収集しながら、通常では通りづらいが今ならチャンスが広がっている企業を見つけましょう。
対策5:転職した要因を丁寧に振り返り言語化する
どんな条件がそろうと会社を変わろうと思うのか、整理して語れるようになりましょう。そして、応募検討している企業ではその可能性がないということと理由を伝えられるようになりましょう。また、もしも自分のスキルや考え方に不足があり、思わぬ短期離職をしてしまったのであれば、どういう点を反省して、今後はどういう克服の仕方をしていきたいと考えているのか語れるようになりましょう。過去の事実は消せませんが、反省を踏まえて成長しようとしている方に対しては挑戦の機会を与えてあげたいと思う方も多いです。また、どういうパターンになると自分は離職を選択してしまうのか傾向を掴むことは再発防止の対策にもなると考えます。
対策6:エージェント経由の場合、担当者に懸念のフォローをお願いする
事前にエージェントに対して、対策5で言語化したような情報を伝えておき、企業に推薦する際に別途追加文章を一緒に提出してフォローしてもらうことも可能です。また、エージェントも「人」です。面談の時に自分の人柄を売り込むことができれば、その印象もふまえて応募したい企業様におすすめ人材として訴求してくれることもあります。自分の担当エージェントに対しても良い印象を思ってもらえるように振る舞いましょう。
対策7:無料媒体経由(自社HPやハローワーク)で応募する
採用予算がかからないため、人材要件を幅広めに見て選考をしてくれる可能性もあります。また、自分で応募してきてくれた=志望度の高さをPRすることもできます。
対策8:志望動機書を別途用意し熱意を訴求する
なぜ興味を持ったのか、自分の経験をどう活かしてどんな風に貢献していきたいと思っているのか応募のタイミングで事前に整理して、応募書類とともに提出してみましょう。内容の妥当性が高ければ高いほど、面接官も会って一度話を聞いてみたいというマインドになると思います。
上記の対策を取り入れ、組み合わせながら自分の通過率を向上していってくださいね!
最後に…自分の可能性を自分で広げていきましょう。
書類や面接が思ったように通過しないと、弱気になることもありますが転職活動においては、弱気=損です。どんな状況にあっても、どういう整理の仕方、アウトプットができれば自分の魅力が一番売り込めるか?どういう企業様であれば評価してくれやすいのか?を模索し続けて下さい。そして、一人で頑張ろうとせず、できればいろんな人に相談をしながら進めてみてください。客観的なアドバイスにより、自分では気づけなかった観点をもらえて、より魅力的なPRに磨きこむことができるからです。転職回数が多い=いろんな経験やスキルを持っている可能性があるとプラスに評価してくれる採用担当の方もいます。素敵な企業と巡り会えるためには、行動をし続けることが大切です。頑張っていきましょう!
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